四畳半神話大系 1-1 on netflix を見て

 四畳半神話大系は、元々森見登美彦によって書かれた小説で、京都大学に通う冴えない男が、ある美女との恋を成就する過程を描いたファンタジー要素の強い作品である。元々、小説自体は読んでいたが、NetFlixに登録したので久しぶりにアニメで見ることにした。アニメは十二話完結になっており、今回はその一話目を見た。

 

内容

 内容としては、大学に入りテニスサークルに入った主人公が、大学に入るまでに人とのコミュニケーションの仕方を学ばなかったために、入学してすぐに参加したテニスサークル「キューピッド」で友達も恋人も作れず、それにふてくされて他人の恋路を邪魔していた3回生の時に、下鴨神社近くで臨時屋台ラーメンを食べていると、下賀茂神社の神と名乗る男に出会い、その男曰く十月にある出雲大社での神々による会議では主人公か主人公の悪友かをある一人の乙女の恋人にするといった。悪友を乙女の恋人にすると乙女が可哀想だと考えた主人公は、自分自身を乙女の恋人にしてほしいと神に頼み、神は主人公に指令を与えるが、主人公はその指令を緊張のあまり失敗に終わった。

 

感想

 小説では、小難しい単語で描写していて、おごおごしさを表していた。アニメでも、おごおごしさを表すために、小難しい単語も使っていたがそれらを早いスピードで話していた。そうすることにより、作品が出す雰囲気に引き込まれていった。それは日本の祭りの様な幻想的て雰囲気である。

 これは人にも言えるんじゃないかと思う。

 その人が話す単語やスピードはその人らしさを表していると思う。なぜなら話す際は、自分が好きな単語を使いまた自分のスピードで話す。だからこそ人の話を聞くとその人がどういう人かが分かる。

 しかし、私のようなアホもいて、自分の使いたい単語や、話したいスピード、声音等々あるけれど、人に伝える際には頭や舌が回らず、現実が理想に追いつかない。そんな人もいるだろう。自分の好きな話し方で話すのはどれほど素晴らしいことだろう。